スーツの基本05:メンテナンス編(ブラッシング・保管方法)

スーツの基本 メンテナンス編
スーツの基本 メンテナンス編

持っておきたい便利アイテム

肩幅の厚みがあるハンガー

厚さの目安は3〜5cm。ハンガー幅がスーツの肩幅に近く、肩先が前方にカーブしている木製ハンガーがおすすめです。

スーツの汚れやホコリを取り除くブラシ

柔らかく毛足の長い天然馬毛や豚毛がおすすめです。天然毛は合成繊維のブラシと比べて静電気が起こりにくく生地に優しいため、スーツを傷めることなくホコリを落とすことができます。

ブラッシング・お手入れ方法

まずはジャケットをハンガーにかけ、最も汚れやすい襟元から丁寧にブラッシングしましょう。

背中側を向け衿部分を折り返し、フケなどが付きがちな肩回りをブラッシングしましょう。ホコリがたまりやすい肩の縫い目部分は小刻みに。

折返した衿裏から徐々に下りたらフロント全体を整えます。生地目に沿ってリズミカルにブラッシングしましょう。

ポケットはフラップの縫い目部分を念入りに、内側も外側も掻き出しましょう。

ブラシがない場合はタオルで代用を

1.コットンタオルを濡らし固く絞ります。
 
2.ブラッシングと同様、上から下へタオルでスーツを払うように拭きましょう。

保管方法

肩にフィットするハンガーを選ぼう

ワイヤーのハンガーはジャケットの重みに耐えきれず型崩れを起こしてしまうことがあるので、自分の肩幅に合ったウッドハンガーを選びましょう。

長期保存は不織布で

当店でもスーツにお付けしているテーラーバッグ(一部商品を除く)や不織布のカバーは通気性に優れホコリなどの付着も防ぎ保管に最適。
クリーニングから戻ってきたポリカバーでの保管はNG!通気性が悪くカビの原因にもなってしまいます。